Z32のヘッドライトの暗さは有名です。 デザイン優先の為、ライトの性能が犠牲になっています。 このためZ32の最終型はHID(キセノン)が装備されています。 有名ショップからZ32用のHIDキットが発売されていますが10万近くします。 確かに効果は絶大ですが10万はちょっと・・・・(^^;)
ヤフオクでメーカー純正品と思われるバーナー&バラストのセットが出品されていたので 加工することを覚悟で落札! 予想通りというか予想以上の改造でなんとか取り付けることが出来ました。
(※記事執筆時点では社外品のHIDキットなどといいうものはほとんどなく純正品を流用するのが一般的でした
今は、H3の汎用キットが出ているのでそれを使えば簡単です)
これが今回の食材
バラスト2個、バーナー2個です。 バーナーはD2Rタイプです。このほかにD2SタイプというのもありますがD2Rは一部遮光されておりこっちの方がよさそうなのでチョイス。 今回はこれとともにアルミ製の遮光板も落札しました。遮光することによってより白っぽく(青っぽく?)なるらしいです。
装着してみるとこんな感じ いきなりですがライトASSYを外したところ。 フロントフェンダー内のカバーとフロントガーニッシュ、フロントウインカーを外せばわりと簡単に外せます。(片側10分程) バルブを外したところ 左がD2Rバーナー、H3Cバルブ
台座から発光点までの距離はほぼ同じ! ラッキー! そのままの位置でしっかり固定すれば焦点はばっちりのはず! しかしバーナー根本(台座裏側の部分)はかなり大きさが違います さて、取り付けには台座を加工する方法とバーナーを加工する方法があります。 バーナーは寿命が長いとはいえ交換するたびに加工することになるので今回は台座を加工することにしました。 ここからの作業が大変でした。 H3Cバルブは針金状の物で固定されていますがD2Rバーナーは厚さがあるのでチョット無理です。
バーナーが入るように削りまくってからバーナーを固定するために横方向からタップをたてネジで固定しました。これを考えるのと加工で約半日掛かりました。
しかもこの日は気温が5度前後で作業効率は最低...(–;) 完了後はこんな感じです。
削りまくった部分がわかってもらえるでしょうか・・・ 実はこの写真、遮光板が逆向きです。 アース線側が下向きになり遮光板の開口部はその反対側になります 裏から見るとこんな感じ。 3mmのネジで固定しています。
アルミ製の遮光板はネジの部分を瞬間接着剤で固定してゆるみ止めにしています
これをライトASSYに戻すのですが、Z32のライトは光軸調整用のネジが樹脂製で壊れやすいのです。MyZも割れていて調整出来ない状態でした。 こうなると何が困るかというと台座の出し入れがかなり困難になります。 光軸を絶対変えたくなかったので回しを少し削って入れました。(写真無くてゴメンなさい) バラストはヘッドライトASSY後ろのスペースにステーで固定します。 置き場所がないためにバラスト=バーナー間のケーブルを延長しているクルマを見かけますが高電圧が掛かる部分なので専用のケーブルを使わないとやばいそう です。 完成! 作業は手戻りがあったりして足かけ3日掛かりました。(–;) 面倒な作業でしたが効果には大満足! 夜のドライブが楽しくなります。 雨の夜は他車のライトを頼りに走るような感じでしたが今はばっちり青白い光で鮮明に前を照らします。 言葉や写真でどれだけ説明してもこの明るさは伝わらないので是非体験してみてください。 作業は大変だけどお勧めです。
※この記事は2002年に書いたものを再編集したものです
現在はH3汎用のHIDキットが多数販売されています
MYZも今は汎用キットを使用しています
. . . → 続きを見る: ロービームをHIDにしてみた