R33 typeM ブレーキキャリパー取り付け(フロント編)

今までR32 GT-R(BNR32)のキャリパーを使用していましたがR33タイプMの物に交換してみました。
基本的な構造、寸法はほぼ同じでZ32のターボ車にボルトオンで装着可能です。
(但しローターも交換する場合には280mm=>296mmと大径化するのでバックプレートを曲げる必要があります)

R33スカイラインtypeM純正のフロントキャリパー
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中古品で程度が分からないためオーバーホールします。
一番大変なのがピストンを抜くところですが、ディーラー勤めの友人に「抜いて!」と頼みました(^O^)
エアーで抜かないと辛いです。しかも1個抜けてしまうとそこからエアが漏れるので他のピストンは抜けなくなります。
間に木片を挟むなどしないとうまくいきません。
今回はタイラップで。
どうしても自分でやりたい人は自転車の空気入れを使いましょう。
リテーニングリングを外します。
マイナスドライバーでこじりながらピストンを抜きます。
傷を付けないように慎重に。

ピストンは元の位置に戻せるようにマーキングしておきましょう。

ピストンを抜いたらピストンシールを取り外します。
この時キャリパー内に傷を付けないように細心の注意を払いましょう。
これがオーバーホールで使うシールキット
左右1台分で2350円。
ピストンシールは新品に交換します。
付属のラバールブリカント(ピンク色の物)をピストンシールに塗り慎重に組み付けます。
ピストンに錆びや傷がないか点検します。
さびがあれば1200番程度のペーパーで軽く磨きます。
傷があれば新品に交換です。

点検後、ピストンブーツにラバールブリカントを塗布しピストンに組み付けます。

キャリパーにピストンを慎重に組み付けます。
奥まで入ったらピストンブーツをリテーニングリングで固定します。
キャリパー固定用のボルト。
R33とZ32では長さが違うようです。
Z32用をそのまま使います。
キャリパー交換後、エア抜きをして完了。

ビミョーに形が違うでしょ。

※この記事は2003年に書いたものを再編集したものです。部品価格は当時のものです。